Amazon.co.jp ウィジェット

ぎりぎりぜいたく

日々ギリギリ!でも負けないで必死に、それでいてそれを楽しみながら生きている男の、食べ物とゲームの文です。

強さを見せつければ

対戦格闘ゲームはまさに強さをプレイヤーに求めます。そしてそれを会得するには日々の練習がかかせません。
僕もひたすらやってましたね。子どものころはお小遣いのなかでやりくりしていたから、練習もそんなにできず、強くなるのにとても時間がかかりました。90年代はゲームが出てはすぐに新しいものに取って変わる新陳代謝の激しい時代だったので、上手くなるまえに終わってしまうことも多々ありました。
これがけっこう悲しくて😓


住んでたのが田舎なのもあり、ゲーメストで紹介されたゲームもなかったり😅


f:id:morimotoGp01:20181127120119g:plain


その代表的なゲーム、風雲黙示録
ブーメラン投げたかったなあ。


ゲームで強くなればそれだけ対戦で勝てるようになります。そうすればプレイ料金が節約できたり、周りに一目置かれたり、いいことずくめです!
なにがなんでも強くなるために練習を重ね、すごいコンボを打つために日々精進しているこの時期の僕は、ゲームを趣味とは考えていません。
ゲームを生き甲斐のひとつに考えてました。
そして勝てるようになったとき、弱いのは悪いことでしかないとおもうようになったのです。



f:id:morimotoGp01:20181127121111p:plain


ゲームは強くなければいけない。
そういう側面も確かにあります。
だからチーターの数も減らず、メーカーも対処に苦しんでいます。
でもゲームは強さだけがすべてなんでしょうか?
以前は強さがすべてだとおもっていた僕も、いまはそうだとはおもっていません。結局、強さや上手さだけを求めると、初心者がだれひとりとして入ってこれなくなります。任天堂の岩田元社長も、コアプレイヤー向けにゲームを作り続けると市場が小さくなるという旨の発言をされています。
あと初心者狩り。面白そうとせっかく始めたのに、強いやつに瞬殺されて挫折してやめてしまうのもよくある光景です。
コアプレイヤーはともすると、自分たちでゲーム市場を狭めていたところもあるんです。
格闘ゲームコーナーには知ってる顔しかいなかったのもうなずけます。強いやつしかいなかったのです。定石も知らないひとがプロ棋士と戦ってなにが面白いんでしょうか?


強さを求めることって、こんなに辛くて厳しいものなんだよと教えるのが上級者のつとめではないです。
それがわかったのはずいぶん経ってからのことでした。それを教えてくれたのはモンスターハンターというゲームなんですが、その経緯と感謝を述べ立ててれば相当な長文になるので、またの機会に。
強くなるほどそのゲームを極めていれば、どこがどう面白いのか説明できるはずです。もしかしたら僕のように、ただ強くなれたからそのゲームをしていて面白さなんてわかんないというひとがいるかもしれませんが、そこはひとつ日頃培った分析力を生かして、なにかひとつでも見つけたほうがいいです。


キャラがいいとか、技を出してて気持ちがいいとか、どんなことが魅力なのか、それを初心者に楽しげに語ってみてはどうでしょう? 僕のようにやり過ぎてオタクとして見られるのもアリかもしれません。食いつかないひともいれば、興味を持ってくれるひともかならずいるはずです。
「ゲームって面白いよ!」といえたり、それを示すことができるひとがたくさんいれば、もうすこしはゲームの地位向上に繋がるかもしれないとおもうこの頃です。ちょっと社会的な結びになっちゃった😚