異端の溜り場からみんなの場所へ
その昔、ゲームセンターは不良のたまり場と呼ばれていました。
薄暗がりのなか、リーゼントのヤンキーたちがタバコをふかしながらゲームをプレイしている…
またはドラマでそういうシーンを見た方もいるとおもいます。
これが偏見だというつもりはありませんが、
僕としては違和感があるのです。
ゲーセンで不良の集団と出会うことはほぼなかったし、こういった不良たちは、べつの趣味を持っていました。例えば、バイクとか車とか。
どこかの山道でブンブンいわせて、仲間たちに見せつけたり、実際に車道に出てぼーそーぞくになってたりしてましたねえ。
あと、たまたまこういうお兄さんがたの家に行ってみても、ファミコンもプレステも(時代を感じるのはお許しください。なにぶん古い人間なもんで)ありませんでした。
あるのは、僕には一生縁がない刺青の雑誌とか、すけべーなビデオとか(これはそうでもない😅)、そんなんばっかりです。
ファミ通? ありません!
電撃? ありません!
ゲーメスト? 名前すら知らないです。
「あー、せ○れほしー」と、女性を欲しがってました。
こういう方々が、果たしてゲーセンでワイワイできるものなのか? ゲームの女性キャラがせ○れになるわけでもなし、かといってゲーム雑誌を買うくらいにやり込んでいるわけでもない。当時のアーケードゲームは難しいものが多く、気軽にプレイしてもすぐにゲームオーバーになります。
ただイライラがつのるばかりで、気分転換にもなりません。
単純に、溜まる場所が欲しかったんでしょうか?
たしかにタダではいれるし、タバコも吸えるし、自販機もあります。
でも、浮いてしまいます。
ゲーセンにくるのは、大半が不良ではありません。
彼らは臆病で、仲間がたくさんいる場所や、あるいは仲間だけがいる場所にたむろします。たとえばコンビニの駐車場とかがいい例です。あそこに一般人が溜まることはないので。
いまゲームをするひとといえば、いったいどんなイメージでしょうか?
僕はウメハラさんや、ときどさんみたいな、カッコいいひとを
連想しがちですが、それはあくまでゲームに世界に足を突っ込むどころか、
肩までどっぷり浸かってるひとが想像するものでしょう。
ひと昔前だと、それこそブサメンのグロメンの、女性と話したことないような
絵にかいたようなオタクが、ゲームをするとおもわれていたものです。
ブサイクがオタクというわけではありません。オタクじゃなくたって、
ブサイクは数あまたいます。ゲームプレイヤーに偏ったことじゃありません。
ただ世間では、オタクにたいする偏見が未だにまかり通っています。
サブカルチャーが好きな大人は異常で、こういうものは子どもが好きなものだ。
そう蔑むやつに限って、アメリカのネズミが好きだったり、ジブリが好きだったり😅
自分が理解できないものは全て異常で異端だと決めつけるのです。
「子どもの遊びだとおもっているものに大の大人が夢中になっている、変だ! キモい」
まわりに理解のあるひとがいればいいですが、、、幸い、いまの時代は
ゲームにたいする偏見が和らいでいるので、ゲームが好きですといっても、
ほとんどのひとが理解してくれますが、いやはや、僕が子どものころはひどかったです。
ゲームをするのは普通じゃない!
遊ぶにしろ、早くゲームを卒業するようにいわれ、
さんざんでしたね😅
ゲーセンなんていうのは、異端の溜り場という認識でした。これがゲーセンのイメージを悪くしていたんだとおもいます。
世間に突き放され、だれにも理解されないものたちが集まる非現実的な場所…ゲーセンはそういう場所だとおもわれていたことだとおもいます。
もちろんいまは違うでしょう。
サラリーマンが麻雀ゲームしたり、カップルのデートに使われたり、
中高生が自前のバチを持って太鼓の達人を
叩きまくっている至極平和な遊び場です。
時代は変わりました。これからもゲームが好きだといっていきたいですね☺️
できれば回りにもゲームって面白いとおもわせていきたいです。ってけっこう大それたことですけど、
夢って大きいほうがいいじゃないですか😆