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ぎりぎりぜいたく

日々ギリギリ!でも負けないで必死に、それでいてそれを楽しみながら生きている男の、食べ物とゲームの文です。

たいめいけん!

さいしょは些細なきっかけでした。
「オムライスってよく味わったことないな」
実家に住んでたころ、母はオムライスを作ったものですが、オムレツにケチャップライスが入ったもの、くらいしかわかってませんでした。
独り暮らしするようになり、作るのがめんどくさいのもあって、オムライスを家で食べません。
どうせ実家のとたいして変わらないかもしれないけど、なにか新発見があるかもしれない期待もあり、
東京にいるんだから、洋食屋のオムライスを食べてみるか! というわけで、オムライスを食べに行こうと決めたのでした。



洋食屋に、僕はなーんにも思い出はありません。
ほんとになーんにも、です。たいした理由なんてありせん、田舎出身のため、町にそんなしゃれた店がなかっただけのことですね。
時たま放送するグルメ番組でその存在は知ってました。それだけのことです。


「モグモグGOMBO」という番組を覚えているひとはいますか? ヒロミが林家こぶ平(当時。いまは林家正蔵)をいじめる番組です☺️ってちがうちがう!
こぶ平さんをいじりつつ、ちびっ子たちといっしょに料理する健全な番組です。


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ね、健全でしょ? 気が向いたら動画探して見ればいいじゃない。
そのラスト10分くらいまえあたりに、二人のシェフがいろいろと料理しているコーナーがあったんです。そのシェフが洋食屋たいめいけんの2代目と三代目だった、ような気がします。もしかしたら2代目だけかもしれません🐤


感じのいいひとだな、とおもったのが茂手木シェフの第一印象です。当時、グルメ番組でよく紹介される料理人のほとんどが、いわゆるガンコ職人タイプばっかりで、客がちょっとでも気に入らないことをしようものなら「出ていけ!」と怒鳴る感じで、おいしい飲食店ってこんなとこばかりでとても行けないなあ、とおもってたんですね。


でも茂手木シェフはちがいました。たぶんそれもあったのか、迷わずたいめいけんへ行ったのです。
日本橋の室町というところにあるたいめいけん
お店を見たとき、なんか食べ物のショッピングセンターみたいな威容でした。なんか僕みたいなやつが入ってもいいものかと躊躇するんですが、心を決めて、いざ入店!


ちょっとだけたいめいけんについて予習していまして、創業からずっとつづけているボルシチコールスローがあるんですが、2品とも各50円という破格の安さ! 確実に赤字なので、これだけの注文は承ってないんですが、これも頼んでみたかったんです。
3代目のでっかい写真もあって、ここは有名店なんだなあと改めて実感しているところに、スタッフが注文を取りにきました。
なにを頼もうか、迷うことはありません。もう入るまえから決めてます。
タンポポオムライスと、ボルシチコールスローを頼みました😁


しばらくたつと、やってきました!


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メインはまだというわけで…
食べてみると、これがまたおいしい!
ボルシチは本場のものと違うのですが、それでも
たいめいけんボルシチといってもいい独自の味でしたね!
コールスローも、キャベツの味を生かしつつ酸味を効かせたもので、とてもこれらが50円とはおもえないほど手の込んだ料理です。



それからほどなく


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ポテっとのってるオムレツがかわいいですね😃
しかし無慈悲ですがさばきます!
ケチャップをかけて、完成!


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味は…おいしいのですが、ここはもう3代続いている長いお店です。味なんて、むかしの味をなにも考えずに守っていれば、それだけでもお客さんは来るでしょう。
むかしの味はしなかったです。素材の味を生かし、それを引き立てる調味料の使い方で、
間違いなくいまのトレンドだとおもいます。


飲食店の最前線で戦ってると感じましたね!
周りを見渡せば、お年寄りばかりではなく、
若い方もおいしそうに食べています。
すごいなたいめいけん


あと、たいめいけんにはラーメンを専用で出す
カウンターがあるんですよね。ちょろっと食べていく、なーんてこともしてみたいです。